見出しに戻る

一覧ページに戻る

skechers_clo.jpg

2020.10.15

SKECHERS

メンズファッション誌
「smart」元編集長
佐藤 誠二朗さん

メンズ雑誌「smart」をはじめ、これまで多数の編集・著作物を手掛けている佐藤さん。
2018年11月には「ストリート・トラッド ~メンズファッションは温故知新」が発売。
こちらを本屋で見かけて読まれた方もいるのでは!?
そんな佐藤さんが当店の取り扱いアイテムをコラムで熱く語ってくれるコーナーです!
実はあまり知られていないブランドの歴史などもこれを見れば知ることができるかも!?

LAギアからスケッチャーズへ

スケッチャーズは1992年に、アメリカ・ロサンゼルスでロバート・グリーンバーグと息子のマイケル・グリーンバーグが立ち上げたフットウェアブランドです。

スケッチャーズのブランドヒストリーには、前哨戦といえる期間があります。

スポーティなライフスタイルを送る若者による"アメリカ西海岸カルチャー"全盛期の1978年、ロバートが開いた「グッドタイムス」というローラースケートのレンタルショップがそのはじまりです。

ロバートは順調に事業を拡大し、1982年には「LAギア」という店名の女性向けセレクトショップをオープンします。
1985年からはオリジナルのシューズを発売。白ベースのフィットネスシューズにラメや蛍光色のシューレースで自己流にアレンジできるというファッション性が受け、女性を中心に大ヒットします。
いかにも80sテイストなLAギアのスニーカーを覚えている人も多いのではないでしょうか。

しかしその後、LAギアの業績は急速に悪化。ロバートは1992年に経営から退きます。
そして実業家としての再起を期して、同年に息子とともに立ち上げたのがスケッチャーズだったのです。
創業初年、スケッチャーズはイギリスのドクターマーチンの販売代理業を営むとともに、オリジナルデザインの男性向けワークブーツを開発・発売します。
当時はグランジブームの真っただ中。無骨な雰囲気を持つスケッチャーズのワークブーツはグランジファッションを好む若者の間でブレイクし、ブランドは順調な滑り出しを果たします。

ブランド誕生から2年後の1994年には、最新流行のアメリカンブランドとして鳴り物入りで日本に上陸。
1998年から発売した厚底スニーカーが、勃興したてのコギャルカルチャーの中で大流行し、日本でもスケッチャーズの名は一気に広まっていきました。

アメリカではナイキに次ぐシェア

21世紀に入ると、さらに世界での認知度を広げていくスケッチャーズ。彼らのとった戦略は有名人の囲い込みでした。
女性ではシンガーのブリトニー・スピアーズやアシュリー・シンプソン、カミラ・カベロ、女優のデミ・ロヴァートといったハリウッドセレブ。男性はメジャーリーグのクレイトン・カーショウやデビッド・オルティーズ、アメリカンフットボールのトニー・ロモといったスポーツ界の一流選手を起用した広告を展開します。

そうした華やかなイメージを打ち出しつつもリーズナブルな価格に抑え、それに多種多様な商品ラインナップを揃えたことによってスケッチャーズは快進撃をします。

日本市場では90年代に一世風靡した厚底スニーカーがあまりにも強烈なインパクトだったので、しばらくの間はギャル向けスニーカーブランドという印象が強かったようですが、アメリカ本国では2000年代に、老若男女を問わず親しまれるブランドに成長していきます。
そして2010年代になると、アディダスやニューバランスを抑え、ナイキに次ぐ第二位?第三位のビッグブランドになるのです。

アメリカでそれほど大きなシェアを獲得できたのは、ウォーキングシューズやランニングシューズの開発に力を注いだからだと言われています。
2012年のロンドンオリンピックで4位、2014年のボストンマラソンで優勝したエチオピア出身の米国人ランナー、メブ・ケフレジギ選手の愛用シューズはスケッチャーズでした。
1990年代スタートの後進ブランドで、機能性よりファッション性を重視していると思われがちなスケッチャーズでしたが、その実、しっかりプロレベルの信頼を獲得するような技術力を培っていたことが証明され、今日の繁栄につながりました。

スケッチャーズのスニーカーの第一の特徴は、そのフォルムと言えるでしょう。ぼってりとした厚底スニーカーの印象が強く、またやはりそういったデザインのシューズが比較的多くラインナップされています。
しかし現在ではクラシックタイプのスニーカーや、スリッポンタイプ、メンズではブーツタイプまで幅広いラインナップとなっています。

永遠の定番となりそうなディライツ

ダッドスニーカーのトレンドが長く続いています。
「そろそろ終わるのでは」と囁かれつつなかなか下火にならない流行は、やがて"定番"と呼ばれるようになりますが、もはや厚底のダッドスニーカーはその領域に入っているのかもしれません。

ダッドスニーカーの走りは、2013年にアディダスがラフシモンズとコラボしたラインであるというのが定説になっていますが、もっと前からこの種のスニーカーをつくり続けていたのが、ほかならぬスケッチャーズです。

そのスケッチャーズで現在、メンズ・レディースともにトップ人気となっているモデルがディライツ。クラシカルな定番デザインに、スケッチャーズが培ってきた機能性を惜しみなく搭載したランニングモデルです。

ダッドスニーカーブームがはじまると同時に火がつき、現在までずっとその人気を保ち続けているディライツは、ステッチとオーバーレイ模様がアクセント。スムースな合皮スエードと布地のアッパーを持つ、レースアップタイプのランニングシューズです。 人気爆発後はシリーズ展開し、現在はディライツ3.0まで出ています。
ちなみにシューレースではなくベルトでフィットするタイプのディライツ2.0は、日本の市場ではほとんど出回らずレア物化しているようで、一般的にディライトといえば、この初代か2019年に発売されたディライツ3.0ということになります。

厚底スニーカーの本家本元であるスケッチャーズが総力を注いで開発したモデルだけに、ディライツシリーズのソールは、迫力あるほどにボリューム満点。 また、"コンフォート"を旗印とするブランドらしく、クッション性豊かなフォルムは、見た目のゴージャスさだけではなく、極上の履き心地をもたらします。

歴史に残るモデルとなったディライツは、これから先、どんな時代のコーディネートにも合わせられるエバーグリーンな定番スニーカーと呼ばれるようになるでしょう。 この機会に一足、ワードローブに加えることをおすすめいたします。

人気のスケッチャーズ ディライトをCHECK!

5,940
5,600
7,340
6,990

SKECHERS一覧へ

トップページへ戻る